原則を学ぼう!~『投資の大原則』バードン・マルキール チャールズ・エリス 著~

本の紹介

おはようございます。あっぺいです。

今週は資産運用に関する本を紹介しています。

1日目は本多静六さんの『私の財産告白』をご紹介しました。

いつの時代においても普遍的な「収入の1/4は投資に回す」「見栄を張らずに倹約する」「失敗も受け入れていつまでもクヨクヨしない」という考え方をご紹介しました。

2日目はジョン・C・ボーグルさんの『インデックス投資は勝者のゲーム』をご紹介しました。

ジョン・C・ボーグルさんは「個別銘柄に投資するのではなく、市場全体に投資をして、可能な限り売買回数を減らして保有を続けるべきだ」というインデックス投資が個人投資家にとってベストな選択肢だと言っていました。

さて、3日目の今日はバードン・マルキールとチャールズ・エリス共著の『投資の大原則』です。

この本は、投資初心者の入門書として最適です。

本書の内容を簡単にまとめます。

  • 「72の法則」
  • 株価下落はチャンスと捉える
  • 未来の予想はしない

では、順番に見ていきましょう。

「72の法則」

「72 の法則」というのをご存じだろうか? 簡単な法則で、再投資のなぞを解き明かすものだ。それはX×Y= 72、すなわちX(お金が2倍になる年数)掛けるY(リターンの年率)が 72 になる、という式のことだ。 たとえば、お金を 10 年で倍にするには、どのくらいのリターンが必要なのか。答えは、 10 ×Y= 72 なので、Y=7・2%。 このルール 72 を使って、あるリターンのとき、自分のお金が倍になるには何年かかるかを計算できる。たとえば、8%のリターンがあるとして、資産が倍になるには何年かかるか。答えは、9年( 72 ÷8=9)。簡単だ。 もう1つやってみよう。年利3%とすると、何年で資産を倍にできるか? 答えは、 24 年( 72 ÷3= 24)。

出典:『投資の大原則』バードン・マルキール チャールズ・エリス 著

お金が2倍になる期間を計算するのに使える法則です。

この法則を覚えていると、投資元本が2倍になるのに必要な金利と年数がすぐに分かります。

また、逆の場合っも使えます。

望ましくないですが、自分が借金をする時、如何に金利によって損をすることになるかがわかります。

たとえば、消費者金融でお金を借りる場合や、クレジットカードの分割払いやリボルビング払いを利用する場合(通常12~18%が多い)金利18%でお金を借りた場合、「72÷18=4」となるので、約4年で借りたお金が2倍になることがわかります。かりに金利12%でお金を借りたとしても、「72÷12=6」となるので、約6年で借りたお金が2倍になります。

お金を投資する側になると分かりますが、値動きが少ない債権に投資したら3%前後、株式に投資しても5~8%の年リターンが一般的です。消費者金融やリボ払いの金利がいかに暴利かが分かります。

元本にかかっている金利はわずかに感じられても、時間とともに複利効果で雪だるま式に資産(あるいは借金)は増加します。

ベンジャミン・フランクリンの有名な言葉がある。「1ペニーの節約は1ペニー稼ぐのと同じ」。この言葉は正しいが、すべて正しいわけではない。補足すべきことがある。 72 の法則だ。お金を貯めて投資に回せば、7%のリターンが得られる。今日1ドル節約すれば、 10 年後には2ドルになり、20 年後には4ドル、 30 年後には8ドルと、どんどん増える。若者がつまらないものに1ドル使うことは、退職時には 10 ドル損をしたことになる。 それでも浪費をやめられない人は、次の言葉を覚えておいてほしい。死ぬよりもつらいことがある。それは、退職後に備えて蓄えたお金以上に長生きすること。

今日の無駄遣いが未来の大損失につながりかねません。

私は500円の買い物でも悩みます。

年利7%で運用したとして、今の500円は30年後に4000円しているからです。そのため、500円の買い物も「これを今手に入れるために30年後の4000円を支払う覚悟ができるか?」と自分に問いかけます。この考え方で無駄遣いがだいぶ減りました。

複利効果については下記の記事で詳しくご紹介しています。

ちなみに、この記事の中で引用した言葉以外にも、アインシュタインこんな言葉を残しています。

「複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う(“Compound interest is man’s greatest invention. He who understands it, earns it. He who doesn’t pays it.”)」

複利を利用する側に回りましょう。借金はせず、お金を投資に回して複利効果を実感してください。

株価下落はチャンスと捉える

簡単なクイズ:あなたは牛を飼っているわけではないが、もしハンバーガーを一生食べたいなら、牛肉の値段は安いほうがいいか、高いほうがいいか? 同様のクイズ:あなたが自動車メーカーに勤めているのではないとして、何年かに1回、車を買おうと思うなら、車の価格は安いほうがいいか、高いほうがいいか? 答えは明らかだ。 最後のクイズ:あなたが今後5年間で本当に利益を上げたいなら、その間、株価は高いほうがいいか、低いほうがいいか? 多くの人たちは、このことをよく理解していない。今後ずっと株を買っていこうと思っているにもかかわらず、株価が上がると元気になり、下がると落ち込む。実際には、ハンバーガーの値段が上がると喜んですぐに買うようなものだ。このような行動は馬鹿げている。近々売ろうと思っている人なら、株価の値上がりを喜んでよいのだが、これから株を買おうと思っている人は株の値下がりを喜ぶべきだ。

出典:同書

我々が株式投資をしていると、かならず暴落の遭遇します。

暴落は予想できません(一部の天才を除く)。

だからこそ、前回の記事でもご紹介したように、インデックス投資が最高の投資なのです。

暴落が来たとき、確かに現在保有している資産の価値は下がります。

しかし、同時にこれから購入する資産を割安で手にするチャンスなのです。

前回の記事でご紹介したように、資本主義が生まれてからの長いスパンで見ると、株価は時間とともに成長を続けています。

出典:株式投資第4版(ジェレミー・シーゲル/日経BP出版)

極論を言うと「長期スパンで見ると、今が株価の最安値なのです。

投資すべき銘柄は「一生保有しようと思える魅力的なもの」でなくてはいけません。

どうせ一生持ち続けるのなら、短期的な株価の上下に一喜一憂する必要はありません。

未来の予想はしない

投資家として、あなたは市場予測──株式市場の今後の動向、金利の予想、マクロ経済の予測など──と、どのように付き合っていくべきか。 答え:予測は考えに入れないこと。予測をしなければ、時間の節約になり、無用な心配をしないですみ、お金もかからない。

出典:同書

これも大切な考え方です。

我々には、コントロールできることとコントロールできないことがあります。

自分の生き方や健康状態はコントロールが可能です。しかし、世界の動きをコントロールすることはできません。自然災害、戦争、記憶に新しい新型ウィルスのパンデミック。

基本的に世界で起こることは全て私たちのコントロールができない領域にあります。

そんなもの予測できる人はいません。だからこそ、自分にコントロール可能なことんに意識を集中しましょう。

投資はティーンエージャーの子供を育てるようなもの。子供が大人へと成長していく過程こそ「興味深い」ものだ。経験のある親は、長期的観点から育てるべきだと知っている。毎日のドタバタに振り回されないように。これは投資にもあてはまる。

出典:同書

子育てをしていると分かる言葉です。

今日の変化が未来に即影響を与えるわけではありません。「この子はどんな大人になるんだろう」とワクワクしながら日々を過ごすのが理想の子育てだと思います。

同じように「この銘柄は数年後どうなっているのかな」程度で持ち続けることが大切です。

一生子供のまま終わることはありません。いつか必ず大人に成長します。株価も長期スパンで見れば必ず成長してます。

まとめ

本日の内容をまとめます。

本日はバードン・マルキールとチャールズ・エリス共著の『投資の大原則』をご紹介しました。

  • 「72の法則」
  • 株価下落はチャンスと捉える
  • 未来の予想はしない

今週も明日で一区切りです。

4月の初めは本当にバタバタしますよね。私も毎日環境の変化に適応しようと必死でした。

今日と明日を乗り切れば、また少し休むことができますね。無理しない程度でがんばりましょう!

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

みなさんの世界が、また少し美しくなりますように。

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