いつまでも続く普遍的なニーズを探そう!~『人生格差はこれで決まる 働き方の損益岐点』木暮太一 著③~

本の紹介

おはようございます。あっぺいです。

今週ご紹介する本は、働き方に関する本です。

木暮太一さんの『人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点』についてまとめてみたいと思います。今回もかなり有益な内容となっていたため、3回に分けてご紹介します。

1日目は、「資本主義の問題点」と「成長することのデメリット」についてご紹介しました。

2日目は、「他者のと比較せず過去の自分と比較すること」「自己投資をして自分の価値を高めること」についてご紹介しました。

3日目の今日は「長く続ける仕事の選び方」についてご紹介します。

これから就職や転職をする方もそうですし、副業を始める方にも有益な考え方となっています。また、仕事ではなくとも、「人のニーズに応える」という点では必ず参考になる考え方です。

経験値を積み上げられる仕事を選ぶ

前回の記事で「自己投資をして自分の価値を高めることが大切だ」という考え方をご紹介しました。

筆者の木暮さんはこれを「積み上げ」と表現しています。

労働力の価値を引き上げるためには、「積み上げ」が必要です。しかし、過去から積み上げてきたものが現在では使えない場合、その「積み上げ」は無意味になります。過去の知識や技術、経験を使わなくてもその仕事ができるのであれば、労働力の価値として認めてもらえないからです。 つまり、仕事のやり方や知識、技術がどんどん移り変わるような職種では、「過去の積み上げ」が評価されにくいということです。 たとえば、携帯電話ショップの店員は、多くの機種の特徴と「違い」を顧客に説明できなければいけません。優秀な店員は、新機種が発売されるたびにマニュアルを通読して、顧客の疑問に即答できるように準備をしています。

出典:『人生格差はこれで決まる 働き方の損益岐点』木暮太一 著

もちろん、仕事のやり方や知識、技術がどんどん移り変わる仕事であっても、その度に変化に対応できる人は評価されます。しかし、それは前回の記事で紹介した「高い所を目指して毎回ジャンプする仕事」です。

むしろ、「努力して作った土台を毎回壊される仕事」と表現することもできます。

時代の変化とともに自分が積み上げた土台が使えなくなります。常に無理をしてライバルとの差異化を図らなければいけません。

例では携帯電話ショップの店員さんが上げられていますが、インターネット業界などは業界全体がそういう構造になっています。この業界はよく「ドッグイヤー」と表現されます。人間の7倍の速度で犬が成長するのになぞらえて、インターネット業界の変化が非常に早いということを表しています。

どこかで誰かがイノベーションを起こす度に、今使っている技術がいつか何の役にも立たなくなる。そういう恐怖と闘い続けないとやっていけない仕事です。もちろん、その技術を消費する我々にとってはありがたいことですが、作っている側の人は大変です。

では、仕事にやり方や知識、技術が変わらない仕事を選ぶにはどうすればいいのでしょうか?

そのヒントについてご紹介します。

あえて古い業界を選ぶ

就職(企業選び) に際して、多くの人が、今が旬の「華やかな業界」を選びがちです。しかし、そのような業界では、過去に自分が積み上げてきたものが無意味になりやすい、ということをよく理解すべきでしょう。 反対に、変化が遅い業界、仕事のやり方が本質的に変わらない業界では、積み上げた資産は陳腐化しにくいのです。 一般的には、そのような業界は「古い業界」と言われ、時流に乗っていない、これから発展しないというイメージを持たれています。建設業界や農林水産業界、数十年前の注目産業だった鉄鋼、 繊維、運輸業界などが、それに当てはまるかもしれません。 ですが、このような「古い業界」だからこそ、今日一生懸命身につけた知識や今日一生懸命開発した技術を長い間活用でき、長い間「資産」として活かせるのです。

出典:同書

株式投資と似ている気がします。

今勢いがある成長銘柄に投資したくなります。

今までになかったものを見ると「これから新しい時代が来る。これからは○○の時代だ!」と成長の可能性を感じるのです。

しかし、古い業界の魅力は「古い」ということにあります。

「古い」ということは時代の変化に対応して生き残っているということです。

そこには普遍的な強さがありあます。

本書では就職についての考え方が紹介されていますが、これは取得する技術そのものについても言えることです。

前章で例として挙げられていた携帯電話ショップの店員さんに置き換えて考えてみましょう。

もちろん、この人は常に新しい機種の情報を更新し続けなければいけません。しかし、一度学んだ接客スキルは転職しても応用可能です。接客のために必要なのは情報提供スキルだけではなく「お客さんが何を求めているかを的確に把握し、それをお客さんに還元すること」です。こういった本質的な技術は普遍的なので、一度自分の中に土台をとして作ってしまえば奪われることはありません。

私もまだブログを始めて2ヶ月ほどしかたっていませんが、「普遍的に使える知識」が書かれた名書を中心にご紹介しています。古典がその最たる例です。古典については下記の記事でご紹介していますが、時代の変化に対応して現存していることが古典の最大の魅力です。

長期スパンで考えること

みんな、頭では「10年」の威力を理解しています。「継続は力なり」と言えば、誰もが肯定しますし、 10年継続すれば、すごいことになると理解はしています。 しかし、実際に10年継続する人はごく一部です。 作家の中谷彰宏さんは「したい人、10000人。始める人、100人。続ける人、1人」と言っています。それくらい、続けられる人は少ないのです。

出典:同書

短期スパンで目標を立てることはできます。

「今日の目標」や「今週の目標」を立てることはできます。これも大切なことです。短期間でも、目標を設定することで、自分の行動をコントロールだできるからです。

しかし、短期間で立てられる目標には限界があります。

例えば、「副業で毎月10万円稼げるようになりたい」という目標は短期間ではどうあがいても達成不可能です。

「長期目標」→「長期目標達成にのための中期目標」→「中期目標達成のための短期目標」という目標設定が理想的です。「抽象→具体」へとどんどん近づけていくアプローチです。

具体と抽象については下記の記事でご紹介しています。ご参考にしてください。

例えば今挙げた「副業で毎月10万円稼げるようになりたい」が長期目標であるなら「毎月10万円を稼ぐために、資格(FP・簿記資格)を取ろう」を中期目標にします。「資格取得のために試験がある7月まで毎日3時間は勉強しよう」という短期目標を作れば「毎日3時間の勉強時間を確保するために今週を計画を立てる」というさらに短期の目標まで設定できます。

まず長期目標を明確にしなければ、継続して努力することが難しいです。

10年後の理想的な自分をイメージする習慣を持ちましょう。

そのイメージに近づくために、軌道修正をすることが大切です。

まとめ

本日の内容をまとめます。

  • 「経験を蓄積できる仕事」を選ぶことが大切
  • 昔からある仕事は技術や働き方が普遍的であるが、新しい仕事は技術や働き方が陳腐化しやすい
  • 長期スパンで目標を設定して、その目標を達成するための中期目標、短期目標を設定するのが良い

今回は3日連続で木暮太一さんの『人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点』をご紹介しました。

これから就職や転職をするであろう人にはぜひ知っておいてほしい考え方が凝縮されています。このブログで紹介したのはほんの一部です。是非ご一読ください。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

みなさんの世界が、また少し美しくなりますように。

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