おはようございます。あっぺいです。
今日も前回に引き続き、『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』のご紹介をします。
これまでの記事も参考にしてください
1日目には、習慣の複利効果についての説明と、停滞期に陥っても習慣を継続することの大切さについてご紹介しました。
2日目には、「自分(アイデンティティ)が行動を決める」という錯覚を利用し、目標設定が行動に与える影響についてご紹介しました。
今日は、習慣を作る環境作りについてご紹介します。
習慣を続けるためには、その習慣を続けやすい環境を作ることが必要になってきます。
環境作りの大切さ

1970年代、オランダの研究者が国内のエネルギー消費について調査しました。ると、アムステルダム郊外で、電気の使用量が近隣より30%も少ない家を何軒か発見しました。これらの家には共通点がありました。
それは、「家の中央の廊下に電気メーターがあること」でした。
電気の使用量がはっきりと確認しやすかったため、行動が変わったということです。
どの習慣もきっかけによって始まる。そして、目立つきっかけには気づきやすい。残念なことに、行動を引き起こすきっかけが目立たないために、生活や仕事の環境がその行動を しにくく してしまうことがある。ギターがクローゼットにしまいこまれていれば、練習する気にならない。本棚が客間の隅にあれば、本を読もうと思わない。ビタミン剤が食料棚の見えないところにあれば、飲もうとしない。習慣を引き起こすきっかけが、ほんのわずかだったり、隠れていたりしたら、無視するのは簡単だ。
(中略)
環境を作りかえて、好ましい習慣のきっかけをはっきり見えるようにする方法を、いくつか挙げてみよう。
・毎晩忘れずに薬を飲みたいなら、薬のびんを洗面所の蛇口のすぐそばに置こう
・もっとギターの練習をしたいなら、リビングルームの真ん中にギタースタンドを置こう
・忘れずにもっとお礼のカードを送りたいなら、机の上にカードの山を置いておこう
・もっと水を飲みたいなら、毎朝数本のボトルに水を入れて、家のいつもの場所に置こう
『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』
習慣を続けやすい環境を作ることが大切だということです。
私も、仕事をする場所を決めており、その場所では仕事しかないことを決めています。
脳がその場所に行く度に「ここは仕事をする場所だ」と判断してくれるらしく、その場所に座って仕事用具を広げるだけですぐに仕事モードになることができます。
どうしても、自分の力では現在の環境を変えることができない人もいるかもしれません。例えば、同居する家族の都合であったり、家庭における立場の都合であったり。
そんな時は、環境が変わる瞬間が来るの待って、一気に習慣を変えることをおすすめします。
私もそれで習慣を変えました。
私の場合、数年前に職場が変わりました。当時住んでいた家から遠く、それまでの時間に家を出ることができませんでした。通勤ルートも非常に混んでいました。
そこで、生活のリズム自体を変えて、朝早く家を出て時間の使い方を変えてみました。
それまで私は夜型の人間でしたが、その異動をきっかけに、朝型の生活を始めました。
朝6時に起き、道が混む前に職場に向かいます。職場に着くのは7時半くらいです。始業まで1時間半あるので、その時間をジョギングとワークアウトに使うことにしました。
習慣を続けるための環境作りとして、夜はジョギングウェアを着て眠り、仕事で使う服は前日に車の中に置くようにしました。こうすると、朝に着替えることなくジョギングができます。むしろ、ジョギングをしないで仕事の服に着替えることに抵抗が生まれます。
逆に、それまでの不摂生な生活をやめるために、取り出すのが面倒な棚にお酒やジャンクフードをしまうようにしました。無意味なように感じますが、視界に入ってこないだけでそれらに対する欲求はだいぶ抑えることができました。
そんな生活を3週間ほど続けたとき、あることに気づきました。「朝起きるのが苦痛ではない。そして、朝運動をするために職場に向かうのワクワクする」という感覚を持つようになったのです。
その後また異動があり、現在は自転車で15分で通える職場にいますが、現在でも朝早起きして運動をする習慣は続いています。
まとめ
今日ご紹介した内容をまとめます。
- 続けたい習慣があるなら、その習慣に関わるものを身近に感じられる環境を作る
- 逆に、止めたい習慣があるなら、その習慣に関わるものを視界から消す
- 環境が変わる瞬間は習慣を変える大きなチャンスと捉える
環境を言い訳にしたくなるときありますよね。「でも、俺のせいじゃ…」って。そんな時は環境そのものを変えるチャンスです!いつどんなきっかけがあるか分かりません。今日、新しい気づきがきっとありますよ!良い一日を!
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
みなさんの世界が、また少し美しくなりますように。

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