アイデンティティを変えよう! ~『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』 2/5 ~

本の紹介

おはようございます。あっぺいです。

今日も前回に引き続き、『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』のご紹介をします。

前回は、習慣の複利効果についての説明と、停滞期に陥っても続けることの大切さについてご紹介しました。

今回は、目標設定の重要性についてご紹介します。

習慣を続けるためには、まず目標が必要となります。

目標設定は数値ではなくアイデンティティに

ダイエットをする時、目標をどう設定しますか?たいていの人が体重や体脂肪率といった、客観的に成果を判断しやすいものを目標に設定するでしょう。

しかし、筆者はそういった目標設定よりも、なりたい自分の姿を目標とすることが望ましいと言います。

本当の行動変化は、アイデンティティーの変化である。やる気があれば習慣を始められるかもしれないが、その習慣を続けられるのは、自分のアイデンティティーの一部になったときだけである。(中略)
・目標は本を読むことではなく、読書家になることである

・目標はマラソンに出ることではなく、ランナーになることである

・目標は楽器の演奏を習うことではなく、音楽家になることである

『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』

これは、人間は「自分のイメージ」に則った行動を取る習性があるからです。

私たちは「意思」という主体があり、「意思」によって行動をが決まると感じますが、実際の因果関係は逆です。

リベットの研究

ここで本書からいったん離れ、筆者の提言を補強する説をご紹介します。

アメリカのリベットという神経学者が、患者の脳に電気信号を与えた時にある違和感を覚えます。

脳に電気信号を送った0.5秒後にしか、刺激が意識されない。脳のどの部位に信号を送っても、同じ結果になります。

この結果から0.5秒、人間の意識は世界より遅れていることが分かったのです。

つまり

意識は無力な存在であり、世界の変化を受け入れて、「自分(意識)が選んだ」と錯覚している

ということをリベットは結論づけたのです。

人類は、他の生物と異なり「エピソード記憶」を持っています。「自分(意識)」というアイデンティティを持つことによって、記憶の定着が簡単になりました。例えば、自分が経験したことは記憶に残りやすいですが、他人から自分に興味のない話を聞いただけではすぐ忘れてしまいます。例えば、自分の誕生日を忘れる人はいませんが、坂本龍馬が亡くなった日を知っている人はあまりいないでしょう。

つまり、我々は「自分」という主軸を持つことで、他の動物にはない高い精度の記憶力を手にいれました。しかし、これによってある錯覚が生まれました。

それが自分(アイデンティティ)によって行動を決めていると考える錯覚です。

自分(アイデンティティ)はあくまで、エピソード記憶を保持するためのタグでしかないのですが、いつの間にか自分(アイデンティティ)によって自分の行動がコントロールされるという錯覚が生まれました。

自分(アイデンティティ)の錯覚を利用して習慣を作る

人は自分(アイデンティティ)によって行動を決ていると錯覚しています

つまり、自分(アイデンティティ)を変えれば行動も変わるということです。

「自分=自堕落な人間」であれば、行動が自堕落になります。「自分=太った人」であれば、太った人の食生活を送ります。「自分=勉強ができない」であれば、勉強なんてしません。

逆に

「自分=読書家」であれば本をたくさん読みます。「自分=ランナー」であれば日常的にジョグやランを楽しむでしょう。「自分=音楽家」であれば、毎日楽器に触れるはずです。

そして、その自分(アイデンティティ)が選んだ行動を積み重ねる度に、そのアイデンティティはより強固なものになる筆者は言います。

習慣はアイデンティティーを変える道だといえる。あなたの人となりを変えるもっとも効果的な方法は、行動を変えることだ。

・一ページ書くたびに、あなたは作家になる

・バイオリンの練習をするたびに、あなたは音楽家になる

・トレーニングを始めるたびに、あなたはアスリートになる

・従業員を励ますたびに、あなたはリーダーになる

逆のことも言えます。

自分=自堕落な人間」であれば、行動が自堕落になります。そして、さらに強く「こんな行動を取っているんだから、自分は本当に自堕落だ」と、「アイデンティティ→行動」の悪循環にはまっていきます。

これが複利の力です。ポジティブにもネガティブにも、時間とともにより大きな効力を持つようになっていきます。

まとめ

今回ご紹介した内容をまとめます。

  • 人はエピソード記憶を持つために自分(アイデンティティ)を持つようになった
  • その結果、自分(アイデンティティ)が行動を決めると錯覚している
  • よって、自分(アイデンティティ)を変化させることで行動も自然と変化する
  • 「どんな自分(アイデンティティ)になりたいか」を設定することで行動も変わる

「なりたい自分」をイメージすることで人生は美しく見えるようになります。目標があるだけで何歳でも精神的には成長期でいられます。今日新しい目標が見つかるかもしれませんね!

以下に記事で「理想の自分」を等身大よりちょっと大きく設定することの大切さについてご紹介しています。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

みなさんの世界が、また少し美しくなりますように。

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