ミニマムに暮らそう!『自作の小屋で暮らそう ──Bライフの愉しみ』高村友也 著

本の紹介

おはようございます。あっぺいです。

本日はご紹介する本は高村友也さんの『自作の小屋で暮らそう ──Bライフの愉しみ』です。

筆者の高村友也さんは、山奥の安い土地を購入し、そこに自力で小屋を建てて生活しています。

初期費用は100万円程度。生活を維持するのに必要なランニングコストは毎月2万円。究極のミニマリトです。

この本は高村さんが小屋を建て始め、その小屋に住みながら少しずつ生活をカスタマイズしていく過程を記録したものです。所々で彼の人生観を知ることができます。

前半の前回は、彼の設計に対する考え方についてご紹介しました。最初から完璧な計画を立てず、「多少変更があっても大きく崩れることのない目標」を作って、マイナーチェンジを続けながら目標達成をすることの大切さについてご紹介しました。

後半の今回は「自由=精神的に身軽であること」の大切さについてご紹介します。

そもそもBライフとは

この本のタイトルにもなっている「Bライフ」。この言葉について筆者はこう説明します。

Bライフとは、安い土地でも買って適当に小屋でも建てて住んじゃおうという、言ってしまえばそれだけのライフスタイルだ。 

ー中略ー

「そこ」に 帰ってくれば最低限の生活が保証されている、でも最低限だから維持費なんて全然かからない、そん な自分だけの安全地帯を、低予算で、しかも完全に独力で構築する。 

出典:『自作の小屋で暮らそう ──Bライフの愉しみ』高村友也 著

ちなみに、「Bライフ」の”B”は「Basic(基本)」の”B”だということです。

つまり、「Bライフ」とは必要最低限の生活です。

働くのも自由、働かないのも自由。筆者はとことん自由にこだわります。

生きることに必要に最低限のもをを確保してしまえば、その後に何をするのも自由です。もちろん、何もしないという選択肢もあります。

自由とは何か?

筆者は小屋暮らしを始め、便利な生活と引き換えに自由を手に入れました。

「その自由はいったい何のためにあるのか?」という質問に対して、筆者は以下のように考えます。

その自由であなたは何を生み出したのか、芸術か、発明か、科学技術か、と問われるかもしれないが、「……のための自由」なんて語義矛盾も甚だしい。何も生み出す必要などない。ただ生きて、意識があって、自由に考えることができればそれでいい。自由は何かのための道具ではなく、おそらく誰もが知っている単純な欲求である。誰が決めたか知らないが理不尽にハードルの高い、普通の人として存在するための思考様式の最低条件から解放されて、足枷無く物事を考えたい、精神的に身軽でいたいという気持ちである。

出典:同書

私はこの一節を読んでハッとしました。

意識があって、自由に考えることができればそれでいい。

「自由に考えること」これこそが究極の自由だと私は考えます。

一日のうち、どれだけ自由に考える時間があるでしょうか。

職場では仕事のこと、家に帰れば家庭のことを考えないといけません。悲しい現実ですが、家にいるときすら仕事のことを考えることも多いです。

年をとるにつれ、どんどん「自由に考える時間」が減っていると感じます。

もちろん、自分が望んで手に入れてきたものです。仕事も家庭もそうです。しかし、色々なものを手に入れると、それらを守るための時間を奪われます。

持っているものを失うことは怖いですからね。手に入れたものを失わないためには、それを守るために時間が必要になります。

所有をやめることの意義については下記の記事でご紹介しています。

今持っているものについて「本当に守るためにこれほどの時間を使う必要はあるだろうか?」と自問自答し、整理してもいいかもしれません。

私も30歳を過ぎたあたりから、新しいものを所有することに抵抗が生まれました。少しずつ物の処分を始めました。使わない車、服、ゲーム機器などは処分しました。しかし、特に生活に不自由さを感じません。

もちろん、仕事や家族など、必要不可欠なものもあります。しかし、無意識的に不要なものを守るための時間を使っているならば、思い切ってそれらを処分するのもありです。

私の場合、「1年以上使っていないもの」「別の手段で代替可能なのに、維持費がかかるもの」は全て処分して問題無かったです。前者は服やゲーム機器、後者は車です。家族用の車と別に通勤用の車を持っていたのですが、今は自転車通勤です。むしろ快適です。

人間関係も同様です。

維持するのに自分の時間が奪われるくらいなら、そんな人間関係は処分してしまった方がいいです。

私は職場の付き合いはぼ全て断ち切りました。もちろん、職場ではちゃんと仕事上の付き合いはします。ただ、勤務時間外に飲みに行ったり遊んだりすることは止めました。これも非常に快適です。やめてみると、今までの付き合いがいかに無駄なものだったかが分かります。一人で自分の好きなことに時間をかけている今の方が幸福度は格段に高いです。

このブログもそんな自分の時間ができたことによって始めることができました。

本を読んで情報をインプットし、散歩をしながら「どの本をブログに紹介しようかなあ」と考え、ブログで得た情報をアウトプットする。これが私にとって最高の時間です。

まさに、意識があって、自由に考えている状態です。

まとめ

本日の内容をまとめます。

  • 所有するものが多くなればなるほど、それらを維持するために時間が奪われる
  • 自由=自分の好きなことを考える時間
  • 自由を手に入れるためには、今所有するものを処分することも必要

この本の筆者である高村さんは、究極的に物と人間関係を処分し、自由に思考する時間を手に入れた人です。そこまでできる人は少ないでしょうが、それでも彼の生き方は参考になります。不要な物、不要な人間関係は処分して自由の時間を手に入れましょう!

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

みなさんの世界が、また少し美しくなりますように。

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