一流の人を支えよう! ~大隈重信~

人の紹介

おはようございます。あっぺいです。

職場でバリバリ仕事をする同僚を見て、「いいなあ」と思うことってありませんか?

その人と比べると、自分が何もできていないように感じられる…

「この職場に自分っていらないんじゃないか?」とう思いながら働くのはつらいですよね。

みんなの注目を集めることができる人がいれば、そうでない人もいます。

しかし人にはみんな役割があります。

決して自分が一流になれなくても、一流を支えられる人になればいいのです。

今回は大隈重信のエピソードを用いて、一流を支える人の素晴らしさについてご紹介します。

白瀬 矗を支援した大隈重信

白瀬 矗    画像出典 近代日本人の肖像

1910年、白瀬 矗(しらせ のぶ)という人が南極探検を志しました。1910年というと、日韓条約が調印された年でもあり政治的、外交的にも激動の年でした。

そんな時代ですから、白瀬が南極探検のための資金を集めようにも、ほとんどの人が「この時期に南極!?他にいろいろ忙しいわ!」と相手にしませんでした。

しかし、そんな中、大隈重信だけが白瀬の支援に名乗り出たのです。

大隈重信  画像出典 近代日本人の肖像

当時の大隈がどういう心境だったのかは分かりませんが、なかなか難しいことですよね。

そして、何よりびっくりするのが次のエピソードです。

「大物は優秀である必要はない、白瀬中尉を支援した大隈重信は、南極は暑いから気をつけろとアドバイスするほどのバカだった」

出典 『劣化するオッサン社会の処方箋~なぜ一流は三流に牛耳られるのか~』 (光文社新書)山口 周 著

なんと大隈は南極のことなど何も分かっていなかったのです。

一流の人がチームにいる時は、思い切って裏方に回る

大熊は南極に旅立つ白瀬に対して「南極って南の果てでしょ?そうとう暑いと思うから熱病とかに気を付けてね」と言ったのですが、このエピソードを聞いて、私は大隈を好きになりました。

何もわかってないけど、懐が深い。たぶん、「よくわかんねえけど、白瀬は一流の人だな。こいつが活躍できたら世の中もっとよくなるぞ」と思ったんでしょう。

大隈にはお金がありました。だから一流の人物に投資することができたのです。

しかし、お金という資産を持たない我々にも、一流の人を助けることができます。

ここからは私の体験談です。

私が初めてチームリーダーになった時、自分より優秀な人ばかりがスタッフとして集められました。当時はまだ若かったので、とてもつらかったです。

その時私は「自分は一流の人間ではないなあ」と思っていました。「一流」のスタッフの働きぶりを見る度に、うらやましくなったり、情けなくなったりもしました。

毎日陰々滅々とした気分で働いていましたが、あることをきっかけに、「自分は二流でも、一流の人が働きやすい環境を作るのは割と楽しいな」と思うようになれました。

ある日のこと、スタッフの一人のA君が浮かない顔をしていました。心配になって声をかけてみると、こんなことを言われました。

「自分が自信を持って作ったものを他の部署の人に悪く言われているんです。正直、やる気をなくします。」

私は彼と話したあと、その他部署の担当者と話しました。

担当者の話をまとめると

  • A君は仕事はできるが、無愛想でコミュニケーションをとりづらい。
  • A君が作ったシステムも難解で、説明をしっかりしてくれないと理解できない。

主にこの2点に不満を持っていることが分かりました。

私はそこでA君がどれだけ優秀な人物かを説明し、彼は無愛想に見えるが、とても繊細で優しい人間であることを説明しました。その上で、必ずA君の作ったシステムについての説明を自分ができるようになると約束しました。

その後、私はA君とじっくり話しました。

  • A君の仕事への姿勢が素晴らしいことを私は理解している。私はA君を信頼している。
  • A君が作ったシステムについて質問がでたとき、私でも答えられるように、教えてほしい。

それから、A君とできる限りコミュニケーションを取り、システムについても色々と教えてもらいました。最初は私が窓口になろうと思っていましたが、結局A君が自分で他部署の人にもシステムについて説明してくれるようになったのです。

後に、お酒の席でA君からこんなことを言われました。

「あの時あっぺいさんが自分の話を聞いてくれたのが嬉しかった。しかも、他部署の人にまでフォローを入れに行ってもらえて、本当に助かりました。『この人がちゃんとサポートしてくれるなら、しっかりがんばろう』って気持ちになりました」

A君はとても仕事ができる人でした。しかし、自分からコミュニケーションを取るのが少し苦手でした。もちろん、彼に「もっとコミュニケーションを取って」と彼に命じれるのがチームリーダーの仕事かもしれません。ただ、それを彼に求めるより、私がそこをサポートした方が彼はのびのびと働いてくれると思ったのです。

一流の人というのは、自分の仕事に没頭できる人です。その人が仕事をしやすいように、その人の苦手なことをサポートする役割も大切なのです。

このことがきっかけとなり、私も仕事の意識が少し変わりました。

「あ、この人は俺よりすごいことができる。この人が働きやすい環境を作るのが俺の使命なんだろなあ」と思いながら働くようになってから、仕事がどんどん楽しくなりました。

二流の人間には二流の人間なりの仕事があります。

でしゃばりすぎず、一流の人がのびのび働けるお手伝いをすることも大切なのです。

まとめ

  • 人には得意なことと苦手なことがある。
  • 自分より優れた人と一緒に働く時は、競おうとぜす、裏方に徹する。
  • 大隈重信は器がでかい!(笑)

自分のあり方を受け入れて、周りとうまくやっていく考え方をご紹介しました。みなさんの環境を大切にしましょう!素敵な人ばっかりですよ!

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

みなさんの世界が、また少し美しくなりますように。

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