どんなことも受け入れよう! ~塞翁馬~

古典の紹介

おはようございます。あっぺいです。

たまに、「今日は嫌なことがあった。最悪な一日だった」という一日がありますよね。

素晴らしい一日になるはずだったのに、たった一つの嫌なことで一日が台無しになってしまうこともあります。

たった一つの嫌なことをいつまでも気にしてしまう…それってとってももったいないですよね。

ただ、どんなに嫌な経験でも、時間がたってよくよく考えてみると「今になってみれば、ああいう経験ができてよかったな」思える時もあります。

今日は、どんなに嫌なことでもポジティブに受け入れる考え方についてご紹介します。

今日ご紹介するのは、『淮南子』に書かれている「塞翁馬」というお話です。

『淮南子』は紀元前二世紀頃に編纂された中国古典作品です。

塞翁馬のあらすじ

「塞翁」とは、「砦に住んでいるおじいさん」という意味です。この時代、当時の中国(前漢)は戦乱のまっただ中であったため、国境付近に砦を置き、敵国が侵入して来ないかを監視していたのです。

その砦に住んでいたおじいさんが「塞翁」です。

ある時、おじいさんの飼っていた馬が国境の外(敵国)に逃げ出してしまいました。

近所の人は「気の毒だったね」と慰めますが、おじいさんは「何も悪いことではないよ」と言います。

すると、しばらくして逃げ出した馬が、敵国からたくさんの駿馬(良い馬)を連れて戻ってきました。

近所の人は「良かったね!」と喜びますが、おじいさんは「何も良いことではないよ」と言います。

またしばらくすると、おじいさんの息子が敵国から来た駿馬に乗馬中、落馬して大けがをしてしまいました。

近所に人は「気の毒だったね」と慰めますが、おじいさんは「何も悪いことではないよ」と言います。

しばらくして、戦況が悪くなり、おじいさんの村からも若者が徴兵されていくことになりました。

しかし、おじいさんの息子は落馬して怪我をしていたの、徴兵されずにすんだのです。

結局、徴兵された村の若者はほとんど戦死しましたが、おじいさんの息子だけは生き延びることができました。

最後に「良いことと悪いことはいつもつながっている。その切れ目がどこかなんて見極めることはできない」というまとめで終わります。

塞翁馬から学ぶこと

この話から学ぶことは、この塞翁(=おじいさん)の物事に対する姿勢です。

良いことがあっても、悪いことがあっても、一喜一憂せず、ただ事実として受け入れること。

これがなかなか難しい。

特に、嫌なことがあったら大抵の人は引きずってしまいますよね。「なんでこんな目に…」「自分ばっかり…」とネガティブな思いを持ってしまいます。

しかし、そんなネガティブな思いに意識を奪われるのはもったいない!

よく言われる表現ですが、人生は大きなパズルのようなものです。

生きているうちに起こる様々の出来事は、そのパズルのピースのようなものでしょう。

ピースの一つ一つは歪(いびつ)な形をしています。

ピース単体では美しいとは思えないでしょう。

しかし、ピースがすべて揃ったところで、素晴らしい絵が完成します。

一つ一つのピースは決して美しくはありませんが、絵を完成させるためには全て必要なのです。

人生に起こる全ての出来事には意味があります。

しかし、起こった直後はそれに気づくことができません。

後になってから「ああ、あれは必要なことなだったのだな」と分かるのです。

その時が来るまで、一喜一憂はする必要はないのです。

特に「一憂=起こってしまった嫌なことをいつまでも気にする」のは時間の無駄です!

嫌なことがあっても、「きっといつかはこの経験が役に立つんだ。良い経験ができた」とポジティブに受け入れましょう。

だって起こってしまったことは、もう変えられませんから。

自分にコントロールできるのは、自分の未来だけです。そこに意識を集中しましょう!

まとめ

  • 人生において、「良いこと」と「悪いこと」の境目を見分けることなんてできない。
  • そもそも、全ての出来事が人生において必要な出来事である。
  • 嫌なことが起こったら「良い経験ができた」とポジティブに捉えよう

どんな出来事も、後になったら「あの時に経験できてよかったな」と思えるはずです。全ての出来事はみなさんの人生を美しくするための大切なピースです。全ての出来事を大切にしてください!今日もきっと良い一日になります!

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

みなさんの世界が、また少し美しくなりますように。

訳注『淮南子』 増補改訂版【電子書籍】 (講談社学術文庫) | 池田知久 | 哲学・思想 | Kindleストア | Amazon
Amazonで池田知久の訳注『淮南子』 増補改訂版【電子書籍】 (講談社学術文庫)。アマゾンならポイント還元本が多数。一度購入いただいた電子書籍は、KindleおよびFire端末、スマートフォンやタブレットなど、様々な端末でもお楽しみいただけます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました