折れない心の作り方~『メンタルの強化書』 佐藤優 著~

健康法の紹介

おはようございます。あっぺいです。

現代社会はかつてに比べてだいぶ便利になりました。新しいテクノロジーが生まれ続け、利便性という点においては人類史上最高の状態にあります。

しかし、テクノロジーの進歩に伴って、社会のあり方は複雑になり続けています。

そんな複雑な社会だからこそ、心が疲れてしまうのは当たり前のことなのです。

本日は、壊れない心を作るための本をご紹介します。

本日ご紹介するのは、佐藤優さんの『メンタルの強化書』です。

日本の社会的変化

厚生労働省の調査によると、うつ病の患者は1966年の43万人から2017年には127万人へと、約3倍に増えています。

その背景にあるのが、競争の激化でしょう。

かつての日本企業は「終身雇用・年功序列」が当たり前で、ある種家族的な雰囲気を持っていました。上司や部下の人間的つながりが強く、職場は公的な家族のような側面を持ち、プライベートな雰囲気を持っていました。

現在では日本の高度経済成長も終わり、経済成長が右肩下がりになる中で、企業間の競争は増し、企業から求められるビジネスパーソンの負担も膨大なものになっています。

それに伴って「終身雇用・年功序列」の制度も終わりを迎えようとしています。個人の能力に応じて給与や役職が変わるため、かつてのような人間的なつながりは無くなっていきます。自分の成果を出すために精一杯で、後輩や部下のことまで考えている余裕はないのでしょう。

また、「働き方改革」が叫ばれ、残業が制限されることによって賃金が低下します。

厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、1世帯あたりの年間平均所得は1994年の664万円から、2017年には551万円まで下がっています。

このような社会の変化の中、健全なメンタルを持ち続けるのは困難なことかもしれません。

だからこそ、メンタルを強化する必要があるのです。

筆者の提言

筆者はメンタルを強化するためにやるべきことを2つ提言します。

  1. 自分自身の内面を強くすること
  2. ストレスの少ない環境を作ること

順番に説明していきます。

自分の内面を強くするための考え方

 通常、折れないためには「硬さ」が必要だと考えます。しかし硬いものはある一定以上の力がかかれば折れてしまいます。私の考える「強さ」は硬い強さではなく、柔らかく「しなる」強さです。

 柳のようにしなやかな枝であれば、どんなに強風が吹いても折れることはありません。しかし強くて丈夫な枝は台風で折れてしまいます。柔らかさこそが、折れないという意味では本当の強さだと言うことができます。

『メンタルの強化書』 佐藤優 著

「しなやかなさ」を持つ。なかなか難しいことですが、大切なことです。

信念を持つ、というのは、確かに大切なことだと思います。しかし、いつでもその信念が通用するわけではありません。自分の信念を突き通せなかった時にも、「まあ今回は仕方ないか」と思える心の余裕が必要なのです。

大切なのは「いろんな人がいろんな信念を持っている」という前提を忘れないことだと思います。その上で「自分は今回はこういう考えがいいと思うけど、別の人の意見はどうなんだろうか。みんなの意見を聞いてみよう」と、自分の信念を常にアップグレードする意識を持つことです。

私の周囲にも「自分はこれが正しいことだと思っている」と自分の信念を曲げない人がいます。それ自体を否定する気はありませんが、生きていれば、いつかその信念を曲げざるを得ない時が来るのだと思います。その時に彼はそれを受け入れられるのかが心配になります。「今まで、この信念を突き通してきたからこそ、変えるわけにはいかない」と意固地になってしまう気配を感じています。

時間と場所によって、善悪は変化します。無条件で常に「これが正しい」という発想で考えを固定させるのは危険なことだと思います。常に色々な考え方をインプットし続け、時と場に応じて柔軟な行動を取ることが大切なのです。

ストレスの少ない環境を作るための考え方

ストレスの少ない環境は、自分で作るしかありません。なぜなら前述した社会の変化に伴い、社会環境はどんどんストレスフルになっているからです。

自分でコントロール可能な範囲で、環境を変えることが必要です。

 所定就業時間内に仕事をこなすように努力し、あとはプライベートな時間を楽しむという時間の使い方にシフトしていくべきでしょう。

 ただしできるだけお金を使わない形で。何かちょっとした目標が持てるものであれば、長続きするし、やりがいも生まれてきます。

同書

仕事以外に楽しめることを探すことが大切です。

「仕事は仕事」と割り切り、プライベートを自己実現の場にするのが良いでしょう。

ジムに通う、読書をする、映画鑑賞、模型作り。なんでもいいと思います。

個人的には一人で楽しめる趣味を作ることをオススメします。なぜなら、相手が必要な趣味では人間関係を作る必要があるからです。人間関係を前提とした趣味にはストレスがつきまといます。

自分でコントロール可能ということを重視するならば、やはり自分の都合だけでできる趣味を作ることだと思います。

私の場合、

  • ジョギング
  • 散歩
  • 読書
  • ブログ執筆
  • 筋トレ
  • 株式への投資

が趣味として定着しつつあります。

これらは全て一人でできます。しかも、全てが自己投資です。

  • ジョギング・散歩・筋トレ  = 健康資本への投資
  • 読書・ブログ執筆      = 知的資本への投資
  • 株式への投資        = 金融資本への投資

趣味を投資だと捉えて考えると、趣味に没頭している時間も生産的なものに感じられてオススメです。

まとめ

今日は佐藤優さんの『メンタルの強化書』をご紹介しました。今日ご紹介した内容はほんの一部ですので、興味を持たれた方にはご一読をオススメします。では、今日の内容をまとめます。

  • 社会構造の変化に伴い、人々はストレスを受け、心が壊れやすくなっている
  • 心を壊さないために「しなやかな心」「充実したプライベート」を持つのが良い
  • プライベートを充実させるには、一人でできる趣味を持つことがオススメ

大切なのは、自分でコントロールできることに意識を集中することです。環境は変化を続けますが、それでも「どう生きるか」を決めるのは私たちです。しなやかに強くいきましょう!

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

みなさんの世界が、また少し美しくなりますように。

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