倹約して投資をしよう!~『バビロンの大富豪』ジョージ・S・クレイソン ~

本の紹介

おはようございます。あっぺいです。

今週は資産運用に関する本を紹介しています。

1日目は本多静六さんの『私の財産告白』をご紹介しました。

いつの時代においても普遍的な「収入の1/4は投資に回す」「見栄を張らずに倹約する」「失敗も受け入れていつまでもクヨクヨしない」という考え方をご紹介しました。

2日目はジョン・C・ボーグルさんの『インデックス投資は勝者のゲーム』をご紹介しました。

ジョン・C・ボーグルさんは「個別銘柄に投資するのではなく、市場全体に投資をして、可能な限り売買回数を減らして保有を続けるべきだ」というインデックス投資が個人投資家にとってベストな選択肢だと言っていました。

3日目はバードン・マルキールとチャールズ・エリス共著の『投資の大原則』でした。

「72の法則」「株価下落はチャンスと捉える」「未来の予想はしない」という3つの考え方をご紹介しました。この本は、投資初心者の入門書として最適です。

さて、最終日の今日はジョージ・S・クレイソン氏の『バビロンの大富豪』をご紹介します。

この本で押さえないといけない3点は次の通りです。

  • 先人の教えを学ぶ
  • 収入の一部を貯蓄に回す
  • 貯蓄したお金を投資に回す

では、順番に説明していきます。

先人の教えを学ぶ

 老人の舌はしきりに動きたがるものだ。若者が齢を重ねたものに助言を求めれば、歳月から生まれる旧来の知恵を授けられることになる。しかし若者というのは、古い知恵はもう役には立たないと思いがちだ。だが、このことは覚えておくがいい。今日輝いている太陽はおまえの父親が生まれたときにも輝いていたし、おまえの孫の最後の一人が闇の世界に逝くときにも輝いているということをな。

   若者の考えることは、たびたび空に輝く流星のように明るい光を放つ。だが、老人の知恵は動かぬ星々のようなもので、その輝きは変化することがあまりに少ないから、船乗りたちがその針路を決めるときに頼りにできるものなのだ

出典:『バビロンの大富豪』ジョージ・S・クレイソン

何よりも先人の知恵を大切にしましょう。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という名言があります。

人生で得られる実体験は少ないです。しかし、我々には言語と文字があります。言語と文字によって、先人の叡智を学ぶことができます。自分の経験も大切です。ただ、歴史を学ぶことで先人の経験を学ぶことができます。

長い歴史を見てみると、時代とともに変化するもの、時代の変化に対応して生き残っているものを知ることができます。後者が何なのかを見抜くことが大切です。

時代の変化に対応して生き残っているもの = 普遍的なもの」だということです。それを指針として、何かの判断基準とすることができます。これは投資に限ったことではありません。

収入の一部を貯蓄に回す

稼いだものは、すべてその一部を 自分のものとして取っておく。稼いだ金額がいかに少なかろうと十分の一より減らしてはならない。十分の一の金でさえ、取っておく余裕などまるでないこともあるだろう。だが、とにかくまず自分自身に支払え。仕立て屋やサンダル屋から買うときには、残りの金で払うことができるよう、なおかつ食事やお布施や神々への供え物に十分なものが残るようにするのだ。

出典:同書

この考え方は、1日目の「私の財産告白」でもご紹介しました。

本多静六氏の場合は、「収入の1/4を天引き貯金しなさい」という教えでした。

本書では1/10の貯蓄を推奨しています。こちらの方が難易度は低そうですね。1/4の方が確実に早く資産を築くことができますが、1/10の方が日々の生活に満足感が生まれるでしょう。

最後に、生きている間は生活を楽しみたまえ。張り切りすぎたり、貯める割合を増やしすぎたりしないように、全収入の十分の一を超えると生活を無理しなければならないようならば、十分の一で満足するのだよ。収入に応じた生活をして、けちになったり、金を使うのを怖がったりしてはいけない。 人生はすばらしいものだし、価値のあるもの、楽しいもので心豊かになるものなのだから。

出典:同書

未来の自分も大切です。

未来の自分のためにお金を貯めるのですから。しかし、未来の自分のために現在の自分を犠牲のするのは間違った考えです。現在の生活の幸福度が下がらないために、まず無理をせず1/10の貯蓄で満足するということです。若い時はなかなかお金が貯まらないものです。だって収入自体が少ないですからね。一番危険なのは、無理な貯蓄を始めようと思って、挫折して貯蓄そのものを諦めてしまうことです。そのためにも、収入に応じて場合によってはもっと少額の貯蓄を目指すことも良いかもしれません。

もちろん、収入に余裕があったり、ある程度の倹約スキルがあれば1/4を貯蓄に回すことをオススメします。私は20代の頃は毎月10万円を貯蓄に回していました。結婚と自宅の購入を機にほとんど無くなってしまいましたが、その後も月10万の貯蓄を続けています。というのは、若い時に倹約する生活に慣れていたため、家族を持ってからも質素な生活を送れるからです。これには家族の協力が必要かと思いますが、お金をたくさん使わなくても幸せな家庭を築くことは可能です。

まず、質素倹約を心がけ、無理なく多くのお金を貯めましょう!

貯蓄したお金を投資に回す

富というものは一本の樹と同じく、小さな種から育つ。おまえが貯める最初の一枚の銅貨が種となって、おまえの富の樹が育つのだ。種を植えるのが早いほど、樹は早く育つ。おまえがずっと貯め続けて、その樹に肥料と水をきちんとやれば、それだけ早くおまえがその木陰で満足感に浸れる日が来る のだ』

出典:同書

これも繰り返しになりますかね。複利のパワーです。毎日複利の素晴らしさについてご紹介している気がします(笑)

複利の性質を考えると、投資にお金を回すのは、早ければ早いほどいいです。元本の大きさも重要にはなりますが、雪だるまを大きくするのに早く転がし始めた方が有利なのと同じで、複利パワーによってお金も時間とともにどんどん大きくなります。

私は30代になってから投資を始めましたが、「今の20代は就職と同時に投資を始められていいなあ」と思うこともあります。

しかし、もっと年配の方と話すと「いいねえ、君たちはネットで株取引ができる時代で。俺らの時は証券会社の窓口やら、電話で取引してたよ」と言われます。

確かに、私が海外株式を始めたのは売買手数料が0.45%になったタイミングでした。それ以前はどんな少額の株式を購入しても、最低でも5ドルが手数料としてかかってきました。

文句は言えません。私も十分若いうちに投資を始められたのです。

何よりも「早く投資を始めること」が重要です。早ければ早いほど、複利効果を得ることができるからです。

複利についての説明は下記の記事で詳しくしています。ご参考にしてください。

貯めた金は最後の一銭にいたるまで働かせること。 さすれば畑の家畜のように仲間を増やし、あなたの財布には途切れることなく富が流れ込んでくるのです。

出典:同書

お金持ちの考え方です。

「自分が働くのではなく、お金に働いてもらう」

これは2日目にもご紹介した考え方です。

投資が生み出すお金とは、かつてはそのほとんどがそうであったように、有価証券を売買することではなく、金利や配当を受け取り、長期にわたる価値の増大の恩恵に浴することで生み出されるものである。

出典:『インデックス投資は勝者のゲーム』ジョン・C・ボーグル 著

元本には手をつけず、金利や配当を受け取り続けること。頻繁に売買をする必要はありません。

ただ、「これは一生持ち続ける価値がある銘柄だ!」と思える株式(またはETF)を購入し、持ち続けるだけでいいのです。それだけで元本も増え続け、また、配当金をもらうことができます。

配当金を再投資するもよし、そのまま使ってしまうもよし、です。大切なのは元本には手をつけないことです。お金に働き続けてもらいましょう!

まとめ

さて、最終日の今日はジョージ・S・クレイソン氏の『バビロンの大富豪』をご紹介し、次の3点はの考え方について解説しました。

  • 先人の教えを学ぶ
  • 収入の一部を貯蓄に回す
  • 貯蓄したお金を投資に回す

一週間、お金の話で疲れましたか?

生きていくうえで、避けられないのがお金との付き合いです。どうせだったらしっかり学んでお金を増やしましょう!今まで資産運用に興味の無かった方も、今週の記事をきっかけに資産運用を始めてみませんか?4月は何かを始めるには良い月ですよ!

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

みなさんの世界が、また少し美しくなりますように。

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